Want to のエネルギーで

「好きこそものの上手なれ」という言葉が示すように、人は好きなことに取り組むとき、自然と夢中になり、時間が過ぎるのを忘れるほど没頭します。この「夢中になる力」は、私たちが成長し、ゴールを達成するために欠かせないエネルギー源です。そして、この力を最大限に活用する方法の一つがコーチングです。

コーチングを日常に取り入れている人には、次のような特徴が見られます。

◇日々の幸福感や高揚感が非常に大きい

◇落ち込んだ場合のリカバリーが速い

◇全てを「課題」として捉える視点を持つ

コーチングの考え方では、物事をただの「問題」ではなく「課題」として認識します。問題はネガティブな要素に目を向けがちですが、課題として捉えれば、それを乗り越えるための解決策や成長のチャンスを見つけることができます。このようなポジティブな視点が、人生を前向きに進める原動力になります。

あなたの世界は、あなた自身が「重要だ」と認識している情報から成り立っています。これは私たちの脳のフィルタリング機能によるものです。具体的には、RAS(網様体賦活系)という仕組みが関与しています。

RASは脳幹の基底部に位置するフィルターシステムで、脳が「重要だ」と判断した情報だけを意識に届ける役割を果たします。たとえば、日常生活の中で「赤い車が多いな」と感じた瞬間、次々と赤い車が目に入るのは、このRASが働いているからです。

RASの働きにより、重要でない情報は遮断されます。この「見えなくなる現象」をスコトーマ(盲点)と呼びます。一見デメリットのように思えるかもしれませんが、逆にこの仕組みがあるからこそ、私たちは本当に重要なことに集中し、夢中になることができるのです。

コーチングは、脳と心の仕組みを知り、それを効果的に活用するための方法です。RASのフィルターをうまく利用することで、ゴールを明確にし、それに向かってブレずに進むことができます。

コーチングでは、「Want to(やりたい)」という感情を大切にします。嫌々ながら何かをやるのではなく、心から「やりたい」と思えるゴールを設定することで、日々の努力が楽しくなり、結果的に大きな成果を生み出します。

コーチングを取り入れることで、あなたの毎日は大きく変わります。RASを利用して「重要だと思うこと」に意識を集中させれば、これまで気づかなかったチャンスや解決策が自然と見えるようになります。また、ポジティブな視点で人生を進める力が備われば、幸福感と達成感に満ちた日々を過ごせるでしょう。

コーチングは、あなたのゴールを明確にし、それを実現するための方法を示してくれます。「好きこそものの上手なれ」という言葉が示す通り、夢中になれるものに取り組むことで、日々が輝き、人生は大きく変わります。

あなたの人生をより豊かに、そして充実させるために、コーチングの力をぜひ活用してみてください。それはきっと、あなた自身の可能性を引き出し、ゴール達成へ向けた大きな一歩となるでしょう。

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この記事を書いた人

苫米地式コーチング認定コーチ/苫米地式コーチング認定教育コーチ/TICEコーチ/PX2ファシリテーター。 苫米地英人博士から指導を受け、青山龍マスターコーチからコーチングの実践を学び、世界へコーチングを広げる活動を実施中 あなたのゴール達成に向けて強力にサポートします。

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