最近、非常に印象的な反面教師に出会いました。その方は組織内で「リーダー」としての役割を担っていましたが、その姿勢や行動から多くの学びを得ることができました。
そのリーダーは、業務の詳細を理解していないだけでなく、目の前の問題にばかり集中し、全体の視点や長期的なビジョンを見失っているように見えました。リーダーシップには、広い視野を持ち、組織全体のゴールを見据えながら進む力が必要です。しかし、このリーダーにはその視点が欠けていたため、組織の進行に歪みが生じていました。
幸いなことに、その組織には他のメンバーが実質的なリーダーシップを発揮し、プロジェクトの成功に向けてチームを導いていました。これは、「組織図での役職」だけがリーダーシップを決定するわけではないことを示しています。
ここで改めて感じたのは、「一人ひとりがリーダー」であるべきだということです。リーダーシップとは特定の地位や肩書きに限定されるものではなく、状況や課題に応じて発揮される役割の一つです。
チームで成果を上げるためには、メンバー同士が互いを尊重し合い、それぞれのゴールを調和させることが重要です。個人のゴールにとどまらず、組織全体を包含するゴールを設定し、それに向かって協力し合うことが求められます。
リーダーシップを高めるうえで有効なのが、コーチングです。コーチングにより、個々のリーダーシップが磨かれるだけでなく、社会全体のゴールに貢献できるような「抽象度の高いリーダー」へと成長することができます。
ポイントは、あなたの人生において、あなた自身がリーダーであるということです。他者の指示や期待に振り回されるのではなく、自分のゴールを設定し、それに向かって進む責任と自由を持つことが、リーダーシップの本質です。
リーダーシップは特別な人だけに求められるものではなく、私たち一人ひとりが発揮できる力です。組織やプロジェクトにおける役割を超えて、社会全体のリーダーとなるためには、より抽象度の高いゴールを設定し、コーチングを活用することで、自分自身と他者の成長を促すことができます。
あなたもぜひ、日常の中でリーダーシップを意識し、自分らしい道を切り開いていってください。
