抽象度を上げることで見つける「Want to」の価値

先日、ある方とお話しする機会がありました。
その方は、日常生活や仕事の中で「抽象度を上げるのが難しい」と感じているとおっしゃっていました。
話を進めるうちに、普段の行動が「やりたい」ではなく「やらなければならない」という義務感に支配されていることが原因だと気づかれたのです。

私たちは、無意識のうちに社会や環境のプレッシャーに従って行動しがちです。
例えば、毎日の通勤や定時の仕事、会議への参加といったルーティンは、必要以上に「やらなければならない」という意識で行われることが多いです。
一方で、心から「やりたい!」と思える行動、つまり「Want to」は、自然に、無意識のうちに実行できるものです。

抽象度を上げるとは、日々の細かいタスクや短期的な目標にとらわれず、もっと広い視点で自分の行動や生き方を見直すことを意味します。
例えば、普段は「今日のタスクをこなす」という具体的な目標で動いているかもしれませんが、その背後には「どんな人生を送りたいのか」「本当に大切にしたい価値観は何か」といった問いがあります。
これらの問いに答えることで、行動の根底が「やらなければならない」から「やりたい」に変わり、より主体的に毎日をコントロールできるようになるのです。

これまで「自分がやりたいかどうか」ではなく、「やれるかどうか」で判断していませんでしたか?
抽象度を上げ、全ての行動を自分自身でコントロールするという意識を持つことは、単なる試みではなく、「コントロールすると決める」という強い決意が必要です。

抽象度を上げて自分の内面を見つめ直すことで、すべての行動が「やらなければならない」から「やりたい」にシフトします。
これにより、単なる日常の義務感ではなく、心から楽しめる活動が自然と生まれ、結果として充実した人生を歩むことができるのです。
過去に縛られた現在ではなく、あなた自身が未来を自由に選んで良いという事実に気づいたとき、毎日の生活はよりワクワクと輝きを増すでしょう。

あなたも今日から、自分の価値観やゴールを見直し、全ての行動を自分自身の意思でコントロールするという決意を持ってみませんか?
その一歩が、これからの未来を大きく変える力になるはずです。

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この記事を書いた人

苫米地式コーチング認定コーチ/苫米地式コーチング認定教育コーチ/TICEコーチ/PX2ファシリテーター。 苫米地英人博士から指導を受け、青山龍ヘッドマスターコーチからコーチングの実践を学び、世界へコーチングを広げる活動を実施中。あなたのゴール達成に向けて強力にサポートします。

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