継続力を育むビジュアライゼーション術

ゴールを設定し、ビジュアライゼーションを活用しているあなたへ。
未来の自分を鮮明に思い描くことは、モチベーションを維持するために非常に効果的です。
しかし、その効果を最大限に引き出すためには、まずそのゴールが「本当に自分が望むもの」であるかを確認することが重要です。

もしビジュアライゼーションするゴールが「やらなければならないこと(have to)」や他人の期待に基づくものであれば、自分の内側から湧き上がるエネルギーは弱くなりがちです。
例えば、「上司に勧められた資格取得」ではなく、「趣味の登山をもっと楽しむために体力をつけたい」という自分自身の欲求をビジュアライズすることで、夜遅くに誘惑に負けそうになっても「山頂で感じる爽快感」が自然とブレーキになります。

ビジュアライゼーションとは、未来の出来事をまるで既に体験したかのようにリアルに思い描く方法です。
これは脳の網様体賦活系(RAS)を活性化し、重要な情報を無意識に捉える力を高めます。
過去の成功体験に頼るのではなく、「達成した自分」を先取りして心に刻むことで、現在の行動や思考パターンを自然に変えることができます。
実際、トップアスリートがイメージトレーニングを重ねることでパフォーマンスが向上するという報告もあります。

本当に自分の「望むこと(want to)」かを確認するためには、心を落ち着けて自分自身に問いかける時間が必要です。
朝の目覚めや就寝前の数分、深呼吸をしながら日記やノートに思いを綴ってみましょう。
そのとき立ち止まることさえも、あなたにとっての大切なプロセスです。
焦らずにペンを走らせることで、自分の中にあった本当の願いが浮かび上がってきます。

ビジュアライゼーションの力は、未来のリアルが現在を動かすことにあります。
まずはゴールが本当に「望むこと(want to)」であるかを見直し、そのイメージをしっかりと心に刻むこと。
リラックスして自分自身に優しく問いかける習慣を持つことで、自然と目標への行動が続き、あなたの理想とする未来へと導いてくれるでしょう。

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この記事を書いた人

苫米地式コーチング認定コーチ/苫米地式コーチング認定教育コーチ/TICEコーチ/PX2ファシリテーター。 苫米地英人博士から指導を受け、青山龍ヘッドマスターコーチからコーチングの実践を学び、世界へコーチングを広げる活動を実施中。あなたのゴール達成に向けて強力にサポートします。

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