「頑張っているのに、なぜか気持ちが落ち込む」
「やることが増えて、頭の中が散らかる一方だ」
「課題ばかり見えて、進んでいる実感がない」
もしあなたがそう感じているなら、それは能力不足ではありません。
実は、ゴールに近づいているだけかもしれないのです。
今日は、そんなときに意識したいセルフトークについてお伝えします。
セルフトークとは「自分の内側の実況中継」
セルフトークとは、頭の中で自分に向けて流れている言葉のこと。
私たちは無意識のうちに、一日中ずっと自分と会話しています。
- 「だめだ……」
- 「やってしまった……」
- 「また同じミスだ」
- 「どうせ無理かも」
こうした言葉が出ているとき、気持ちが縮こまり、行動も小さくなりやすい。
つまりセルフトークは、気分だけでなく、選択と行動の量に直結します。
ネガティブが出たら「否定」ではなく「方向転換」する
ネガティブなセルフトークが出たとき、無理に消そうとすると逆効果になることがあります。
大事なのは、落ち込む自分を責めることではなく、言葉のハンドルを切り直すことです。
例1:仕事でミスしたとき
- ×「最悪だ。自分は向いてない」
- ○「ここまでできている。次はチェック手順を一つ増やそう」
例2:運動が続かないとき
- ×「また三日坊主だ」
- ○「再開できたら勝ち。今日は5分だけやろう」
例3:勉強で理解できないとき
- ×「頭が悪いんだ」
- ○「まだ”途中”。分解して、まず1項目だけ理解しよう」
ポイントは、自分を責める言葉から、次の一歩を作る言葉へ移すこと。
使いやすいフレーズは「自分らしくない」と「ここまでできている。次はこうしよう」です。
ポジティブなときは「自分らしい」で定着させる
うまくいったとき、前に進めたとき、良いセルフトークが出たとき。
その瞬間に、短くこう言ってみてください。
「自分らしい」
この一言が、良い状態を”たまたま”から”いつもの自分”へ引き上げてくれます。
良い状態を再現しやすくなる、小さいけれど効果的な習慣です。
「謙遜」がエフィカシーを下げる落とし穴
褒められたときの”反射的な謙遜”には注意が必要です。
- 「いえいえ、まだまだです」
- 「全然できてません」
- 「たまたまです」
謙虚さは美徳ですが、自分の能力感まで下げてしまう言葉になっていないでしょうか。
ここで大切なのがエフィカシー(「自分にはゴールが達成できる」という自己評価)です。
この感覚が高いほど、人は挑戦しやすくなり、工夫が増え、行動が続きます。
エフィカシーは根性ではなく、日々の言葉で育ちます。
褒められたら、こう返してみてください。
「ありがとうございます」
「これからもゴールへ向かいます」
たったこれだけで、自分の中の”できる前提”が強化されます。
「人の限界は、イマジネーションの限界」
人は、想像できる範囲でしか行動を選べないことがあります。
逆に言えば、想像が広がるほど、選択肢が増え、限界が外れていく。
エフィカシーは、どこまでも高められます。
だからこそ、どんなときでも戻ってくる問いはこれです。
「次どうする?」
落ち込んでもいい。止まってもいい。
でも最後に「次どうする?」へ戻れたら、それは前進です。
あなたの「言葉」は、未来を変える力を持っている
今日から、ほんの少しだけ。
自分に問いかけてみてください。
「今、自分にどんな言葉をかけていますか?」
「その言葉は、次の一歩を生み出していますか?」
答えは一つでなくて構いません。最初は曖昧でも構いません。
大切なのは、あなたの内側が「それだ」と反応する方向を、丁寧に選び続けることです。
言葉が変わると、選択が変わり、行動が変わります。
あなたには、自分の言葉で未来を選んでいける力が、すでにあるのです。
