ゴールを設定する際には、思い切って大きなビジョンを描いてみましょう。
例えば「来年までに5キロ痩せる」よりも「フルマラソン完走を目指す」といった方が、日々のトレーニングに対する情熱を引き出します。
現状とゴールの間に大きな差があるほど、それが強力な推進力となり、あなたを引き上げてくれるのです。
高い山の頂を目指すとき、その山が高ければ高いほど、登る過程で得られる達成感や眺めは格別です。
エベレストを目指す挑戦と比べれば、富士山でさえも手軽に感じられるかもしれません。
しかし、どちらの山も、険しい道のりを進むことで、一歩一歩があなたを大きく成長させます。
ゴールが遠く高いほど、その達成に向けたエネルギーが強く働き、日々の行動に自然と集中力が生まれます。
ただし、どんなに高い山を目指しても、それが本当に自分の「登りたい山」でなければ意味がありません。
周囲の期待で「海外エベレスト遠征」を決めても、心からワクワクしなければ途中で挫折してしまうでしょう。
自分のゴールかどうかを見極めるためには、次の3つを確認してください。
- 山頂に立った未来を想像したとき、心が躍るか
- どんな困難に遭っても、自分から降りたくないと思えるか
- 今までの自分では思い描けなかった、新しい挑戦になっているか
これらをリラックスした状態で自分に問いかけ、本当に望む「自分だけの山」を選びましょう。
自分だけでなく、家族や地域、さらには日本、アジア、世界、宇宙へと視点を広げてみましょう。
例えば地域ボランティアとして活動することをゴールに加えれば、地域全体の課題解決に貢献しながら自分の成長も感じられます。
宇宙開発に携わりたいと考えるなら、まずは民間のロケット打ち上げ見学ツアーに参加してみるのも一案です。
このように視野を広げることで、自分だけでは思いつかなかった新たなゴールが見つかるかもしれません。
設定したゴールが決まったら、定期的に以下の質問を投げかけてみましょう。
- このゴールを達成した未来を想像して、ワクワクするか?
- 誰かに止められても、自分は続けたいと思えるか?
- このゴールは、自分の過去の延長ではないか?
頭ではなく心に耳を傾けると、本当に大切にしたいゴールが浮かび上がってきます。
高い山を目指す大きなゴールは、あなた自身を引き上げるエネルギー源です。
しかし、それが他人の期待によるものであれば“見えない鎖”に縛られてしまうこともあります。
自分と家族、地域、そして世界へと視野を広げながら、心からワクワクする「自分だけの山」を見つけてください。
何度でもセルフチェックを行い、心から登りたい頂上を描きましょう。
もっともっと、あなたの可能性は広がっています。