現状の外にゴールを置くマインド術

「気は持ちよう」という言葉は、単なる精神論にとどまりません。
プラセボ効果は「効く」と信じることで症状が和らぐ現象であり、ホーソーン効果は「見られている」と感じることで仕事の質が向上する現象を指します。
これらは、心の持ち方が結果に影響を与えることを示しています。
つまり、マインド(心と体)の使い方が成果を左右するのです。
あなたのゴールに近づくためには、「マインドの効果的な使い方」を学ぶことが重要です。

ゴールが明確であればあるほど、行動は迷いなく加速します。
最初のステップは、ゴールを設定することです。
大胆に大きなゴールを掲げることがポイントです。
現状とゴールの間に大きな差があるほど、そのギャップがエネルギーとなります。
強く引っ張られたゴムが勢いよく戻るように、その差が推進力となって前進を促します。

ただし、ゴールが大きければ良いというわけではありません。
重要なのは、それが現状の延長線上にないことです。
延長線上のゴールは、努力が増えるだけで消耗しやすく、「やらされ感」に陥りがちです。
逆に、現状の外に設定したゴールは、今の経験や資源では届かない領域にあります。
「少しやりすぎかな?」と感じるくらいがちょうど良いのです。
脳はその差を埋めようとし、新しい学び方や人とのつながり、時間の使い方を自動的に探し始めます。

仕事においては、「残業を減らして成果を上げる」は延長線上の工夫かもしれません。
現状を超えるゴールとしては、「世界を繋ぐため、英語とデータ活用を武器に海外案件を推進する人材になる」といった、発想や環境が一段変わるゴールを設定します。
必要な学習、関わる人、会議の進め方が一新されます。
健康面では、「5キロ痩せる」よりも、「ハーフマラソンを完走し、チャリティイベントで走る」を目指すと、食事管理に加えて練習計画、コミュニティ参加、休養設計まで行動が広がります。

大きなゴールを掲げると、いつの間にか義務感に縛られることがあります。
これを避ける最良の方法は、自分だけでなく関わる人も喜ぶ形にゴールを組み替えることです。
例えば「売上を上げる」ではなく、「顧客の手間を半分にする仕組みを作り、その価値の対価として売上を伸ばす」と捉えると、疲労よりも充実感が得られやすくなります。
もちろん、多くの人の中に「あなた自身」も含まれます。
自分が満たされていないのに、他者を満たし続けることはできません。

静かな場所で深呼吸し、目を閉じて自分に問いかけてみてください。
「このゴールは、今の延長で努力を増やせば届きそうか、それとも発想や関係性を変えないと届かないか」
「達成したとき、誰が喜ぶのか。自分は心から誇れるのか」
「ワクワクと少しの怖さが同居していないか」。
最後の感覚があるなら、現状を超えた一歩を踏み出せているサインです。

心の持ち方が結果に影響を与えます。
だからこそ、まずは現状の外にゴールを設定し、現状を超えた視野を持ちましょう。
少し大胆すぎると感じるくらいのスケールで、自分自身と周囲の人々を満たす形に再構築するのです。
日々の小さな努力と環境の工夫が、その大きなゴールを現実に引き寄せます。

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この記事を書いた人

苫米地式コーチング認定コーチ/苫米地式コーチング認定教育コーチ/TICEコーチ/PX2ファシリテーター。 苫米地英人博士から指導を受け、青山龍ヘッドマスターコーチからコーチングの実践を学び、世界へコーチングを広げる活動を実施中。あなたのゴール達成に向けて強力にサポートします。

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