want to へ向けて

ゴール設定は
コーチングにおいて最も基本的で重要な要素です。

特に現状を超えた大きなゴールを掲げることが
自己成長の鍵となります。

目指すべきゴールは、
現在の能力や状況では達成が難しそうに見える
「現状の外側」に設定します。

そして、
そのゴールは「want to(やりたいこと)」であることが基本です。

人間の脳は、
義務感からの「have to(やらなければならないこと)」ではなく、
心からやりたいと感じる「want to」に従って行動しているときに、
最高のパフォーマンスを発揮します。

これは、
脳が自分にとって意義のあるゴールに向かっているときに、
最大限の力を発揮するためです。

例えば、
仕事やプロジェクトで本当に情熱を持って取り組んでいるとき、
集中力が高まり、時間を忘れるほど没頭できる瞬間を
経験したことがあるかもしれません。

これが、脳が「want to」に従って動いている状態です。

この状態を作り出すためには、
まず自分の真の欲求に気づき、
それをゴールとして設定することが不可欠です。

ゴールを追い求める過程では、
時にスピードや効率を重視しすぎることがあります。

忙しい日常の中で、
常に高いパフォーマンスを求めて頑張り続けることは重要ですが、
それがかえって視野を狭めることもあります。

こうしたときには、一度「緩める」ことが大切です。

完全に休む日を設けたり、
意図的にペースを落としたりすることで、
普段見落としていた「want to」に気づくことができます。

日常の中で特定のことに意識を集中しすぎると、
他の大切なことが見えなくなることがあります。

例えば、目の前の仕事や目標に必死になりすぎて、
本当に大切にしたいものややりたいことに
気づかなくなることがあります。

しかし、あえてペースを落とし、
リラックスして過ごすことで、
このスコトーマが外れ、
これまで見えていなかった新たな視点や気づきが
生まれることがあります。

もしあなたが、
2倍速で物事を進めていると感じているなら、
一度1倍速、あるいは0.5倍速で動いてみるのも
良いかもしれません。

日常の中で、何かに追われるように過ごしていると、
自分の本当の気持ちや欲求に気づかなくなりがちです。

スピードを緩めることで、
自分が本当に何を求めているのかが、
自然と見えてくることがあります。

また、リラックスした状態では、
脳がより自由に発想することができ、
これまで考えもしなかったような新しいアイデアや解決策が
浮かびやすくなります。

スピードを緩めることは、
ただの休息ではなく、クリエイティブな思考を取り戻し、
自己成長を促すための大切なプロセスなのです。

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この記事を書いた人

苫米地式コーチング認定コーチ/苫米地式コーチング認定教育コーチ/TICEコーチ/PX2ファシリテーター。 苫米地英人博士から指導を受け、青山龍マスターコーチからコーチングの実践を学び、世界へコーチングを広げる活動を実施中 あなたのゴール達成に向けて強力にサポートします。

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