心と体に優しい時間の使い方

「今日は本当に充実した日だった」と感じるためには、単にタスクをこなすだけでなく、自分が本当に大切にしたいことに集中することが重要です。
しかし、多くの人は「すべてを完璧にこなさなければ」と思い込み、結果的に疲れ果ててしまいます。

例えば、朝から夜まで、仕事、運動、読書、家族との時間、自己学習などを詰め込もうとすると、「すべてを完璧にこなさなければ」というプレッシャーに押しつぶされそうになります。
その結果、時間管理が細かくなりすぎて非効率になったり、休息を取る余裕がなくなって慢性的な疲労を招いたりします。

そこで、毎日「今日はこの一つのカテゴリーに集中する」と決める方法を取り入れてみましょう。
例えば、休日を趣味に全力投球する日にすれば、ドローン撮影や映像編集に没頭できます。
逆に、繁忙期の平日は仕事に集中し、帰宅後は早めに休息を取ることで、集中力が高まり、達成感も得やすくなります。
こうした「今日のテーマ」を事前に決めておくことで、一日の終わりに「今日はこれだけに全力を注いだ」という満足感が得られます。

ただし、仕事にばかり集中しすぎるのは注意が必要です。
多忙を理由に運動や趣味の時間を削ると、ストレスが蓄積しやすくなり、心身のバランスが崩れる原因になります。
忙しさを「他の活動ができない言い訳」にしないことが大切です。
どうしても仕事中心の日が続く場合は、「今日は仕事だけ」「今日は完全に休息だけ」と自分なりのルールを設けて切り替えることで、余裕を持つ工夫をしましょう。

一日のテーマ設定を習慣化したら、さらに時間軸を一か月に広げてみましょう。
月初めに、仕事、健康、学び、人間関係、趣味など主要なカテゴリーごとに「今月中に達成したいゴール」をリストアップします。
例えば、仕事では「新規プロジェクトの提案書を仕上げる」、健康では「週に3回のジム通いを継続する」、学びでは「オンライン講座を一つ修了する」といった具合です。

最後に強調したいのは、すべての行動が「自分が心からやりたいこと」に基づいているかどうかを常に問い続けることです。
「これは本当に自分がやりたいのか」「やらなければならないと感じているだけではないか」を見極めることが鍵です。
毎朝、目覚めて最初に思い浮かぶワクワクする予定を意識してみてください。
それが本当に自分の心を動かす「やりたいこと」なら、自然と行動が継続し、達成感がさらに大きくなります。

時間軸を「一日」から「一か月」へと広げることで、日々のプレッシャーから解放され、より大きな視野でゴールへ向かう余裕が生まれます。
ぜひ今日から、一日のテーマを絞る習慣と月単位のサイクルを取り入れ、あなた自身の「やりたいこと」を大切にしながら、充実した時間を積み重ねていきましょう。

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この記事を書いた人

苫米地式コーチング認定コーチ/苫米地式コーチング認定教育コーチ/TICEコーチ/PX2ファシリテーター。 苫米地英人博士から指導を受け、青山龍ヘッドマスターコーチからコーチングの実践を学び、世界へコーチングを広げる活動を実施中。あなたのゴール達成に向けて強力にサポートします。

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