どのようなゴールを設定しても、途中で迷いや不安を感じることは誰にでもあります。
そんなときは、次の質問を自分に問いかけてみましょう。
- ゴールを達成した自分なら、どんな決断をするだろうか?
- これは本当に「やりたいこと(want to)」なのか?
- 取り組むときにワクワクするか?
これらの質問にすべて「はい」と答えられるなら、次は「どう実行するか」に集中しましょう。
ただし注意が必要なのは、私たちが本当に自分の意志で選んでいるとは限らないことです。
例えば、上司や家族の期待、友人の成功に影響されて「これが正しい」と思い込むこともあります。
仮に「コーチングを広めるために独立起業する」というゴールを掲げたとしても、その動機が「周囲がやっているから」「流行に乗りたいから」では、真のモチベーションにはなりません。
自分の価値観やライフスタイルに照らし合わせ、本当に自分が望んでいるのかを見極めることが大切です。
自己検証の際には、まず深呼吸をして心を落ち着かせましょう。
窓の外をぼんやり眺めるだけでも、頭の中の雑音が減り、本音にアクセスしやすくなります。
その状態で先ほどの3つの質問を再度考えると、感情と理性のバランスが取れ、本当にやるべきことが見えてきます。
例えば、趣味で始めた英会話学習が「誰かに勧められたから」ではなく「いつかカフェで現地の人と会話したい」という純粋な願いであると再確認できれば、学習のモチベーションが自然と高まるでしょう。
「ゴールが先、方法は後」という考え方は、スタート地点を変える強力なフレームワークです。
行動の手順やツールは、ゴールが明確になった上で選ぶべきもの。
まずは自分の本質的な欲求に焦点を当て、その上で方法を設計しましょう。
ゴール達成には、ただ走り続けるだけでなく、立ち止まって深呼吸し、自分の本音と向き合う時間が必要です。
この記事で紹介した自己検証のステップを日々の習慣に取り入れ、本当に心躍るゴールに向かって進んでいきましょう。
あなた自身が設定したゴールは、あなたの成長と可能性の入口です。