心踊る趣味ゴールの見つけ方

「何をゴールにすればいいのかわからない」と感じることは誰にでもあります。
仕事やファイナンスのゴールを設定しているのに、どこか物足りなさを感じるなら、それは「本当にやりたいこと」が見えていないサインかもしれません。
そんなときは、肩の力を抜いて「趣味のゴール」を立ててみましょう。

趣味のゴールとは、他人の評価や成果を求めるものではなく、ただ自分が「やりたいからやる」ことを目的にしたゴールです。
美術館で心惹かれた絵を模写したり、好きな音楽に合わせて自由に踊ったりすることが、満足感や学びをもたらし、新たな自分を発見するきっかけになるでしょう。

仕事のゴールは、上司やクライアント、あるいは市場の期待に左右されがちで、設定した「やりたいこと(want to)」が本当に自分から発信されたものであるかの確認に注意が必要です。
一方で、趣味に関しては誰からも強制されることがないため、「心から楽しみたい」「これをやってみたい」という純粋なwant toを尊重できます。
また、人生のバランスを可視化するバランスホイールでも、仕事や健康、人間関係と同じように趣味の領域を充実させることが幸福感を高める重要な要素とされています。

たとえば料理が好きなら「毎月、異なる国の新しいレシピに挑戦し、家族や友人にふるまう」というゴールを掲げれば、自然と調べたり工夫したりするプロセスが楽しめます。
写真撮影であれば「季節ごとにテーマを決め、フォトエッセイをまとめてSNSで公開する」といった形で、自分なりのストーリーを追いかけられますし、絵画なら「来年までに好きな風景画を仕上げてギャラリー展に応募する」というステップを踏むことで、制作から発表までの一連の流れを経験できます。

まずは小さな一歩から始めましょう。
「いきなり難しいことをやらなきゃ」と思い詰めると続きません。
目安としては、いつまでに何をどのくらいするかだけを決めるだけで十分です。
たとえば「来月までに1作品仕上げる」「次の休日には必ず試作レシピを作ってみる」といった具体的な期限感を持つと、計画が現実味を帯びます。
さらに、定期的に振り返りを行い、「本当に楽しかったか」「もっとこうすればよかったか」を自分に問いかけることで、ゴールの達成感はより深まり、次のステップへの意欲が生まれます。

「趣味のゴールがないとまずい」と思えるほど、自分がワクワクするテーマを見つけられれば、その時間自体がかけがえのない経験になります。
仕事や日常の義務感だけでは得られない新鮮な高揚感が、あなたの創造性や行動力をさらに後押ししてくれるはずです。
まずは一つ、心が躍るゴールを設定してみましょう。

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この記事を書いた人

苫米地式コーチング認定コーチ/苫米地式コーチング認定教育コーチ/TICEコーチ/PX2ファシリテーター。 苫米地英人博士から指導を受け、青山龍ヘッドマスターコーチからコーチングの実践を学び、世界へコーチングを広げる活動を実施中。あなたのゴール達成に向けて強力にサポートします。

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