視点を変える!毎日の小さな冒険

私たちの日常は、同じ道を辿り、同じ駅を利用し、同じペースで歩くという無意識の習慣に包まれています。
しかし、ほんの少し行動を変えるだけで、見慣れた景色がまるで新しい世界のように変わることがあります。

例えば、いつもの駅ではなく、ひとつ先の駅から電車に乗ってみるとどうでしょう。
毎朝その駅から乗るようにした結果、改札を出たすぐの路地裏にある無人の地元野菜直売所を発見しました。
そこには朝採れのトマトや季節の果物が並び、食卓に彩りを添えるだけでなく、健康意識も高まり、週末には近くの農家が主催する収穫体験に参加することになるかもしれません。
逆に、普段は降りない一つ手前の駅で降りてみると、商店街の和菓子屋や老舗の豆腐店といった昔ながらのお店に出会えるかもしれません。

もっと手軽に試せるのは、歩くスピードを意識的に変えてみることです。
ゆっくり歩くと、歩道脇の小さな草花や建物の壁に刻まれた装飾にまで目が向けられるようになります。
実際に、いつもの公園をゆっくり散策すると、季節の移ろいを感じる花壇の手入れ状況に気づき、それがきっかけで地元の花壇ボランティア活動に参加するかもしれません。
一方で速足で歩くと、同じ距離を短時間で移動できるため、朝の忙しい時間に数分の余裕が生まれ、結果として職場での集中力が高まったという声も聞かれます。

周りの見え方が変わる瞬間は、まさに自分自身の世界が変化した証拠です。
同じ通勤ルートでも角度を変えるだけで見える風景は異なり、その新鮮さが日々のマンネリ化を打ち破ってくれます。
小さな工夫から得られる気づきは、次の行動へのモチベーションにもつながりますし、知らないうちに見過ごしていた情報や人との出会いをもたらしてくれます。

今日からでも始められるのは、「電車の乗降駅を一駅ずらす」「歩く速度をゆっくりに、あるいは速くしてみる」といった簡単な工夫だけ。
どちらも特別な準備はいりません。
変化を感じるたびに新鮮な気づきが生まれ、その積み重ねがあなたの日常を少しずつ豊かにしてくれるはずです。
ぜひ小さな一歩を楽しんでみてください。

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この記事を書いた人

苫米地式コーチング認定コーチ/苫米地式コーチング認定教育コーチ/TICEコーチ/PX2ファシリテーター。 苫米地英人博士から指導を受け、青山龍ヘッドマスターコーチからコーチングの実践を学び、世界へコーチングを広げる活動を実施中。あなたのゴール達成に向けて強力にサポートします。

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