趣味のゴールから始めよう──「want to」を取り戻す最短ルート

「やりたいことが見つからない」
「頑張っているのに、なぜか満たされない」
「自分は何がしたいんだっけ、と思うことが増えた」

もしあなたがそう感じているなら、それは怠けているわけでも、努力が足りないわけでもありません。
実は、生活が「have to(やらなければならないこと)」に偏りすぎているサインかもしれないのです。

今日は、趣味のゴールを持つことで「want to(心からやりたいこと)」を取り戻す方法についてお伝えします。

目次

まずは静かに、自分に問いかける時間をつくる

自分の「好き」に耳を傾けようとしても、慌ただしい状態のままでは難しいものです。
緊張しているとき、私たちの意識は「外側」に向きがちです。締切、評価、周りの目──そうしたものばかりが大きく見えて、心の声は小さくなってしまいます。

だからこそ、まずは静かな場所で、深く息をして、心と身体を落ち着かせてみてください。
背筋を軽く伸ばし、鼻からゆっくり吸い、口から長めに吐く。
30秒でも構いません。

この小さな準備が、自分の「好き」を思い出すための入り口になります。

趣味には、あなたの「want to」がストレートに出る

少し落ち着いたら、こう問いかけてみてください。

「お金にならなくても、褒められなくても、気づいたらやってしまうことは何だろう?」

答えがすぐに出なくても構いません。
カメラ、読書、映画鑑賞、料理、ゲーム、散歩、音楽……何でもいいのです。

趣味には、成果や評価、効率のプレッシャーがありません。
だからこそ、あなたの「好き」がストレートに出やすい場所なのです。

仕事や学びの分野では、「やりたい」と思っていても、周りの期待や評価、世間の流行が混ざっていることがあります。
みんながやっているから。褒められたから。置いていかれたくないから。
こうした要素が少しでも入ると、いつの間にか「have to」に変わってしまいます。

その点、趣味は違います。
趣味は、他人の影響を回避しやすい、あなた自身の「want to」を守るための場所なのです。

「趣味のゴール」はシンプルでいい

ここで言う「趣味のゴール」は、とてもシンプルです。
誰の役にも立たなくていい。やりたいからやる。それだけで成立するゴールです。

たとえば、

  • 季節ごとに「自分が好きだと思う光」を集めてアルバムにする
  • 今年は「価値観が揺れる本」を十冊読む
  • 好きな監督を一人決めて、作品を追いかけてみる
  • 月に一度だけ、お気に入りの場所で写真を撮る
  • 週に一本だけ、映画に時間を使う

大切なのは、「役に立つかどうか」を一度完全に脇へ置くことです。
「健康のために運動する」「スキルアップのために読書する」といった目的は素晴らしいものですが、それは”目的が外側にある状態”です。

趣味のゴールはもっと身勝手でいい。
「楽しい」「気になる」「なぜかやってしまう」という感覚が中心にあればいいのです。

そして、「楽しいからやる」「好きだからやる」──それだけで十分です。

忙しくても、趣味は「考える」だけで進む

「忙しくて趣味どころではない」と感じるかもしれません。
でも、趣味は「実行」だけではなく、「考える」「準備する」「想像する」ことまで含めて楽しめるものです。

たとえばカメラが好きなら、遠出しなくても「家の中の光」を撮るだけで練習になります。
朝の斜めの光、窓辺の影、湯気が立つコーヒー。被写体は日常にいくらでもあります。

読書なら、通勤の数分や寝る前の十分でも、積み重ねは確実に残ります。
映画鑑賞なら、観終わったあとに「どのシーンが心に残ったか」を一言だけメモするだけで、体験はぐっと濃くなります。

飛べない日は、撮影場所を地図で眺めたり、理想の構図を考えたりするだけでも、趣味は進みます。
「今日は何もできなかった」と思う日も、頭の中で楽しんでいれば、それは立派な趣味の時間なのです。

あなたの「want to」は、静かな積み重ねで蘇る

「want to」は、派手な決意や劇的な発見から生まれるものではありません。
静かに自分に問いかけ、小さな「好き」を拾い、趣味のゴールとして育てていく。
その地道な積み重ねが、やがて「これがやりたかったんだ」という確信を呼び覚まします。

今日から、ほんの少しだけ。
まずは30秒、深呼吸をして、自分に問いかけてみてください。

「お金にならなくても、褒められなくても、続けたいことは何だろう?」

その答えが、あなたの「want to」を守るための灯りになります。
あなたには、自分の「好き」で人生を満たしていける力が、すでにあるのです。

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この記事を書いた人

苫米地式コーチング認定コーチ/苫米地式コーチング認定教育コーチ/TICEコーチ/PX2ファシリテーター。 苫米地英人博士から指導を受け、青山龍ヘッドマスターコーチからコーチングの実践を学び、世界へコーチングを広げる活動を実施中。あなたのゴール達成に向けて強力にサポートします。

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