「もっと大きなゴールを持ちたいのに、具体的なイメージが湧かない」
「社会貢献したいけれど、自分に何ができるか分からない」
「壮大なゴールを掲げても、どこか他人事に感じてしまう」
もしあなたがそう感じているなら、それは志が足りないからではありません。
実は、抽象度を上げすぎているだけかもしれないのです。
今日は、抽象度を適切に上げながら、臨場感のあるゴールを設定する方法についてお伝えします。
抽象度が上がると、視野は自然に広がる
抽象度が上がると、あなたが向き合う対象や範囲は自然に広がっていきます。
「私」よりも「家族」
「家族」よりも「地域」
「地域」よりも「都道府県」
そして「日本」「アジア」「世界」へ──。
視点が広がるのは、とても良いことです。
なぜなら、抽象度が上がるほど「自分の小さな都合」だけに縛られにくくなり、人生の選択が大きく、自由になっていくからです。
ただし、ここで多くの人がつまずきます。
対象や範囲が広がるほど、頭の中でイメージするのが難しくなるのです。
抽象度が高いほど「臨場感」を持ちにくい理由
ゴールの抽象度を上げていくことは必要です。
たとえば「世界から貧困をなくしたい」「平和に貢献したい」「社会の仕組みを変えたい」など。
でも、こうしたゴールはスケールが大きいぶん、具体的な情景が浮かびにくくなります。
情景が浮かばないと、心が動きにくい。心が動かないと、行動が続きにくい。
つまり、抽象度が上がるほど必要になるのが、“達成している自分”の臨場感です。
ところが、その臨場感をつくるのが難しい。ここがポイントです。
難しいときは「一つ上の抽象度」から
もし、抽象度の高いゴールを設定したものの、どうしても臨場感が上がらないとき。
そんなときは、いきなり「世界」や「宇宙」まで飛ばなくて大丈夫です。
おすすめは、“一つ上”の抽象度に上げること。
たとえば、
- 「自分の幸せ」だけでなく、「家族全員の幸せ」も大切にする
- 「自分のキャリア」だけでなく、「チーム全体が活躍できる環境」をつくる
──このくらいの一段上げなら、イメージが作りやすいはずです。
家族の笑顔、安心した空気、会話が増える夕食、休日の時間の使い方。
こうした「日常の場面」は、具体的な絵として想像できます。
だから臨場感が上がりやすく、行動につながりやすいのです。
一段上げると、行動が自然に変わる
たとえば「家族の幸せ」をゴールとして感じられるようになると、次のような小さな選択が変わり始めます。
- 仕事で疲れていても、まず一度深呼吸してから家に入る
- 相手の話を遮らず、最後まで聞く
- スマホを置いて、5分だけでも目を見て会話する
- 家計や予定を”自分だけの判断”で進めず、一緒に相談する
どれも派手ではありません。
でも、こうした一つ一つが積み重なると、家庭の空気が変わり、関係性が変わり、結果としてあなたの人生の質が変わっていきます。
抽象度を一段上げるとは、「理想を大きくする」だけではありません。
日常の選択を少しずつ変えられる視点を手に入れることでもあります。
あなたの「広い世界」は、一段ずつ見えてくる
今日から、ほんの少しだけ。
自分に問いかけてみてください。
「今の自分のゴールは、誰のためのものですか?」
「あと一段、視野を広げるとしたら、誰が含まれますか?」
答えは一つでなくて構いません。最初は曖昧でも構いません。
大切なのは、あなたの内側が「それだ」と反応する方向を、丁寧に選び続けることです。
最初の一歩は、いつも身近なところにあります。
身近なところから始めるから、臨場感が育ち、行動が続き、世界が少しずつ広がっていきます。
あなたには、一段ずつ視野を広げていける力が、すでにあるのです。
