最近、ある会社員の方から「来月から別の部署に異動することになった」との話を伺いました。
その方は、「この異動が自分のキャリアプランに合っているのか」「自分の目指すゴールに合致する仕事なのか」を確認したいと考えていました。
話を進めるうちに、その方は「スコトーマが外れ、自分の進むべき方向が明確になった」とおっしゃいました。
スコトーマとは、視野の盲点を指す言葉ですが、心理学的には「自分では気づかない思考の偏りや先入観」を意味します。
例えば、長年同じ営業手法に固執していたAさんが、異動をきっかけに新しい提案方法に挑戦し、顧客視点での提案ができるようになったケースがあります。
このように「固定観念を取り除く」ことで、新たな可能性が見えてくるのです。
次に考えていただきたいのは、「あなたにとって仕事とは何か?」という問いです。
仕事とは、単なる義務(“have to”)ではなく、「やりたくてたまらないことの中で、報酬が発生するもの」を指します。
例えば、プログラマーのBさんはコーディングが好きで、自宅でも新技術を学び続けています。
それが会社から評価され、報酬を得ている——これが「仕事」です。
特に会社員の場合、自分のゴールと会社のゴールがどのように関係しているかを見直すことが重要です。
◆あなたのゴールは、会社のゴールを包含していますか?
◆あるいは、会社のゴールがあなたのゴールを包含していることもあるかもしれません。
◆あなたのゴールと会社のゴールが対立していませんか?
リラックスして、もう一度確認してみてください。
異動やキャリアチェンジの時期は、自分自身と向き合い、ゴールに向かう絶好の機会です。
ぜひ、落ち着いた時間を取り、「あなた自身のゴール」「仕事の定義」「会社との関係性」をリラックスして見直してみてください。
これはあなたの人生における大切な自己投資の時間です。