「どちらの方向に進みたいですか?」と自分に問いかけたことはありますか。
多くの人は、日々の流れに身を任せて生きていますが、進むべき道を選ぶのは自分自身です。
歩くときや自転車に乗るとき、進む方向は常に「見ている方向」です。
視線が定まらなければ、その場で回ってしまうだけです。
心理学でも同様で、私たちの脳は「重要」と判断したものに注意を向ける仕組み(網様体賦活系:RAS)を持っています。
新しい車を買ったときに、同じデザインの車が目につくのは、脳がそれを「大切な情報」と認識しているからです。
また、私たちの体と心には「ホメオスタシス(恒常性維持機能)」があり、無意識に現状を維持しようとします。
ダイエットを始めても、最初は頑張れても、やがて「いつもの食生活が安心」と感じてしまい、目標から外れて元の習慣に戻ることがあります。
ゴール達成の第一歩は、「映像」と「感情」を組み合わせることです。
例えば、マラソン完走を目指すなら、ゴールテープを切る瞬間の感動をリアルに想像してみましょう。
胸の高鳴りや周囲の拍手、完走メダルを首に掛けられる喜びを感じるのです。
こうした「臨場感」が脳に強力なモチベーションを与え、日々の練習へのエネルギーを高めます。
自分だけの「ゴール」を設定し、映像と感情を伴わせることで、無意識のホメオスタシスを突破できます。
これがゴール設定の最大の利点です。
あなたの人生は、どんな「ゴール」を設定するかで大きく変わります。
まずは今日、目指す未来を心に描き、その一歩を踏み出してみませんか?