「ゴールを設定しろと言われても、何も思い浮かばない」
「やりたいことを探しているのに、ずっと見つからない」
「ゴールを考えるほど、何が本当にやりたいのか分からなくなる」
もしあなたがそう感じているなら、それはあなたの感性が鈍いからではありません。
実は、ゴールの「入り口」を間違えているだけかもしれないのです。
今日は、ゴールが見つからない人ほど効果的な──「趣味のゴール」という入り口についてお伝えします。
「趣味のゴール」とは何か?
趣味のゴールは、シンプルです。
そのこと自体がやりたいからやる。
理由は「楽しい」「好き」「気になる」「やってみたい」。それだけでOKです。
つまり、以下のような”目的”が前に出てくるものは、趣味のゴールではありません。
- 役に立つため
- 認められるため
- 得するため
- 将来の不安を減らすため
趣味のゴールの特徴は、「他の人の評価」や「成果」を完全に無視できるところです。
だからこそ、自分のWant to(心からの「やりたい」)だけが残りやすいのです。
「役に立つからやる」は趣味ではない
趣味が結果的に何かの役に立つことは、もちろんあります。
でも大事なのは順番です。
- 役に立つからやる → 趣味にならない(義務になる)
- やりたいからやる → その結果、役に立つこともある(これはOK)
趣味のゴールは、「役に立つかどうか」ではなく「やりたいかどうか」で決めます。
なぜ趣味がWant toへの最短ルートなのか
「Want to(心からの「やりたい」)って言われても、正直よく分からない」
「やりたいことがある気がしない」
こういう状態の人に、趣味のゴールは相性がいいです。
仕事、家庭、肩書き、人間関係……こうしたものが絡むと、私たちはいつの間にか「こうあるべき」「やった方がいい」を混ぜてしまいます。
一方で趣味は、“義務”が入り込みにくい領域です。
極端に言えば、誰にも許可を取らなくていい。
だから、眠っていたWant toが戻りやすいのです。
たとえば、今は何の実績もなくても、「世界中の子どもたちに音楽の楽しさを届ける活動をしている自分」を思い描いてみる。損得も評価も関係なく、ただ心が動く方向を感じてみる。それが趣味のゴールの力です。
他のゴールが「しっくり来ない」理由
「ゴールは一応いくつも書いた。でも、なぜかピンと来ない」
そんな人にも、趣味のゴールはおすすめです。
仕事など、バランスホイール(人生の各領域を見渡すフレームワーク)の他の項目は、一見Want toに見えても、実はこうした混入が起きがちです。
- 周囲の期待(親・上司・世間)
- 以前の成功体験(昔うまくいったから)
- 不安回避(失敗したくないから)
- “正しさ”の刷り込み(普通はこうする、という思い込み)
つまり、自分で選んだつもりでも、外から仕掛けられていることがある。
その点、趣味は「外圧」を受けにくいので、自分のWant toがストレートに出やすい。
結果として、「自分のゴールの感覚」を取り戻す練習になります。
あなたの「Want to」は、趣味のゴールから動き出す
今日から、ほんの少しだけ。
自分に問いかけてみてください。
「誰にも見せなくていいとしたら、何をやってみたいですか?」
「損も得も関係ないとしたら、何に時間を使いたいですか?」
答えは一つでなくて構いません。最初は曖昧でも構いません。
大切なのは、あなたの内側が「それだ」と反応する方向を、丁寧に選び続けることです。
まずは、趣味のゴールから。
その一歩が、他のすべてのゴールに「自分で選んだ感覚」を取り戻してくれます。
あなたには、自分のWant toを見つけていける力が、すでにあるのです。
