頑張らなくても進んでいく──ゴールが先、方法は後

「努力しているのに、なかなか成果が出ない」
「もっと頑張らないと、と自分を追い込んでしまう」
「楽しそうに結果を出している人を見て、自分との違いが分からない」

もしあなたがそう感じているなら、それは努力が足りないからではありません。
実は、「方法を見つけてから動こう」としていること自体が、前進を妨げているのかもしれないのです。

今日は、「ゴールが先、方法は後」という考え方と、頑張らなくてもスムーズに前進できる仕組みについてお伝えします。

目次

「頑張っている」のに成果が出ない理由

「頑張っている」のに成果が出ない。
この状態には、共通するパターンがあります。

それは、ゴールよりも先に「方法」を探しているということです。

「どうすればうまくいくか」
「何から始めればいいか」
「正しいやり方はどれか」

方法を見つけてから動こうとすると、準備に時間がかかり、正解を探し続けて動けなくなります。
そして、ようやく動いても「この方法で合っているのか」という不安がつきまとい、力みが生まれます。

この力みこそが、成果を遠ざける原因なのです。

スムーズな前進とは──自然に進む状態

スムーズな前進とは、無理に力まなくても、自然とゴールに向かって進んでいる状態のことです。

この状態にいる人は、外から見ると「楽しそう」「軽やか」「余裕がある」ように見えます。
しかし、怠けているわけではありません。

彼らはゴールを先に決めているのです。

ゴールが先に決まると、脳は自動的にゴールに必要な情報を集め始めます。
方法は、ゴールに向かう過程で見えてくる。
だから、最初から正解を知っている必要がないのです。

「ゴールが先、方法は後」──この順番が、スムーズな前進を生み出します。

want toのゴールが、スムーズな前進を生む

ただし、どんなゴールでもスムーズに進めるわけではありません。

鍵は、そのゴールがwant to(心から望むこと)であるかどうかです。

have to(やらなければならない)のゴールに向かっているとき、脳は抵抗を感じます。
「やるべきだけど、やりたくない」──この矛盾が力みを生み、エネルギーを消耗させます。

一方、want toのゴールに向かっているとき、脳は自然とそちらへ意識を向けます。
情報を集めるのも、行動するのも、「やらされている」感覚がない。
気づけば前に進んでいる。

スムーズな前進は、want toのゴールがあってこそ生まれる状態なのです。

力みが成果を遠ざけるメカニズム

「もっと頑張らなければ」「もっと努力しなければ」

こうした思いは一見、前向きに見えます。
しかし実は、力みは脳のパフォーマンスを下げるのです。

力んでいるとき、脳は緊張状態にあります。
緊張状態では視野が狭くなり、柔軟な発想が出にくくなり、目の前のことしか見えなくなります。

さらに、力みはホメオスタシスの反発を強めます。
無理に今のコンフォートゾーンから出ようとするほど、脳は「元に戻れ」と強く信号を出します。

結果として、頑張れば頑張るほど疲弊し、成果が出にくくなる。
これが、力みが成果を遠ざけるメカニズムです。

リラックスしているとき、脳は最も力を発揮する

力みの反対は、リラックスです。

リラックスしているとき、脳は視野が広がり、創造的な発想が生まれやすくなります。
周囲の情報に対するアンテナも敏感になり、ゴールに必要なヒントやチャンスに気づきやすくなります。

スポーツの世界でも、最高のパフォーマンスは「ゾーンに入った」ときに生まれます。
それは極度の緊張ではなく、深いリラックスの中にある集中状態です。

日常でも同じです。
リラックスして、ゴール側の自分を思い描きながら過ごす。
そのとき、脳は最も効率よく働き、スムーズな前進が自然と生まれます。

ゴール側のコンフォートゾーンが、流れをつくる

スムーズな前進を持続させるために重要なのが、ゴール側のコンフォートゾーンに臨場感を持つことです。

ゴールを達成した自分にとっての「当たり前の日常」を、リアルに思い描く。
その状態が自分のコンフォートゾーンとして定着すると、脳はその状態に合った行動を自動的に選び始めます

方法を探す必要がなくなるのは、このためです。

ゴール側のコンフォートゾーンが「自分の居場所」になると、そこに向かう行動は「頑張ること」ではなく「当たり前のこと」になる。
だから力みがなく、自然に進んでいける。

「ゴールが先、方法は後」の本質は、ゴール側にコンフォートゾーンを移行させれば、方法は脳が勝手に見つけてくるということなのです。

望む未来は、すでにあなたの目の前にある

今日から、ほんの少しだけ。
自分に問いかけてみてください。

「今、力んでいないだろうか?」
「ゴールを先に決めて、方法は後から見つかると信じられるだろうか?」

答えは一つでなくて構いません。最初は曖昧でも構いません。
大切なのは、「頑張ること」を手放し、ゴール側の自分に意識を向けることです。

方法が分からなくても、大丈夫です。
ゴールを決め、リラックスし、ゴール側のコンフォートゾーンに臨場感を持つ。
そのとき、必要な方法は目の前に現れ始めます。

あなたには、力まずにスムーズに前進し、望む未来を実現していく力が、すでにあるのです。

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この記事を書いた人

苫米地式コーチング認定コーチ/苫米地式コーチング認定教育コーチ/TICEコーチ/PX2ファシリテーター。 苫米地英人博士から指導を受け、青山龍ヘッドマスターコーチからコーチングの実践を学び、世界へコーチングを広げる活動を実施中。あなたのゴール達成に向けて強力にサポートします。

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