ゴールは一度決めたら終わりではない──何度でも書き換えていい理由

「ゴールに向かっているはずなのに、最近ワクワクしなくなった」
「当初のゴールが、今の自分にはしっくりこなくなっている」
「ゴールを変えたいけれど、途中で変えるのは逃げのような気がする」

もしあなたがそう感じているなら、それはゴール設定が間違っていたからではありません。
実は、あなたが成長したからこそ、ゴールが合わなくなっているだけかもしれないのです。

今日は、なぜゴールの再設定が必要になるのか、そしてゴールを何度でも書き換えていい理由についてお伝えします。

目次

なぜゴールに向かっているはずなのに、停滞感を感じるのか

ゴールを設定し、ゴール側の自分として行動し、コンフォートゾーンの引っ越しを進めてきた。

最初はワクワクしていた。新しい情報が見え始め、エネルギーが湧いてきた。
しかし、ある時期から、なぜか停滞感が出てくることがあります。

「方向性は間違っていないはずなのに、気持ちが乗らない」
「前ほどの情熱が感じられない」

こうした停滞感は、「自分が怠けている」「意志が弱くなった」と解釈されがちです。

しかし実際には、停滞感の多くは、あなたが成長した結果として起きているものです。

ゴールに向かう過程で、あなたの自己イメージは更新されています。
ブリーフ・システムも書き換わり、コンフォートゾーンも移動している。
見える世界が広がり、以前は知らなかった可能性に気づいている。

つまり、ゴールを設定したときの自分と、今の自分は、もう違う人間なのです。

成長した自分にとって、以前のゴールが小さく感じたり、方向がずれて見えたりするのは、むしろ自然なことです。

ゴールの再設定が必要になる理由──成長がゴールを追い越すとき

ゴールは、設定した時点での自分にとって「現状の外側」にあります。
しかし、ゴールに向かって進むうちに、自分自身が変化していきます。

コンフォートゾーンが移動し、エフィカシーが高まり、見える世界が広がる。
すると、以前は「現状の外側」だったゴールが、いつの間にか「現状の内側」に入ってしまうことがあります。

ゴールが現状の内側に入ると、RASのフィルターは大きく切り替わらなくなります。
脳は「いつもの延長」と判断し、新しい情報を探す力が弱まります。
エネルギーも湧きにくくなり、停滞感が生まれる。

これが、成長がゴールを追い越した状態です。

このとき必要なのは、「もっと頑張る」ことではありません。
ゴールそのものを、再び「現状の外側」に設定し直すことです。

成長した今の自分を基準にして、新しいゴールを描く。
すると、RASが再び切り替わり、エネルギーと創造性が戻ってきます。

ゴールの再設定は、リセットではありません。
成長を反映した、ゴールのバージョンアップなのです。

「ゴールを変える=失敗」というブリーフ・システムを手放す

ゴールの再設定を躊躇する人には、共通するブリーフ・システムがあります。

「一度決めたことは最後までやり通すべきだ」
「途中でゴールを変えるのは、根気がない証拠だ」
「これまでの努力が無駄になってしまう」

こうした信念は、社会的に根強いものです。
しかし、これらはブリーフ・システムに組み込まれた信念であって、事実ではありません。

ゴールを変えることは、失敗ではありません。
ゴールを変えられるのは、成長した証拠です。

以前の自分には見えなかった可能性が見えるようになったからこそ、ゴールが合わなくなった。
それは後退ではなく、前進です。

「一度決めたら変えてはいけない」というブリーフ・システムに縛られている限り、成長した自分にふさわしいゴールを持つことができません。

むしろ、ゴールは何度でも書き換えていいものです。
書き換えるたびに、あなたの成長が反映され、マインドの仕組みが再び全力で動き始めます。

再設定するたびに、自己イメージとコンフォートゾーンが更新される

ゴールを再設定すると、マインドの仕組み全体が更新されます。

新しいゴールに合わせて、自己イメージが書き換わります
「自分はここまでの人間だ」という天井が上がり、より大きな可能性を受け入れられるようになります。

新しいゴールに合わせて、コンフォートゾーンが再移動します
成長して広がったコンフォートゾーンの、さらに外側にゴールを置くことで、再びホメオスタシスの基準点が移動し始めます。

新しいゴールに合わせて、ブリーフ・システムが更新されます
「自分にはここまでしかできない」という古い信念が、「自分にはもっと先がある」という新しい信念に置き換わっていきます。

つまり、ゴールの再設定はマインドの仕組み全体のアップデートなのです。

ゴールを一つ達成したら、それは終わりではなく、次のゴールへの出発点です。
再設定のたびに、あなたの世界はさらに広がっていきます。

ゴールは完璧でなくていい──「仮決め」から始めて何度でも修正する

ゴールの再設定が大切だと分かっても、「次のゴールが見つからない」と感じることがあるかもしれません。

そんなときは、「仮のゴール」で構いません

ゴールは最初から完璧である必要はないのです。

「今の段階では、こっちの方向に進みたいと思う」
「まだ曖昧だけれど、こんな未来に惹かれる」

この程度の仮決めでも、脳はゴールとして認識し、RASのフィルターを切り替え始めます。

進んでいく中で、「やっぱりこっちだ」と感じたら修正すればいい。
「もっと大きなゴールが見えた」と思ったら、さらに書き換えればいい。

大切なのは、完璧なゴールを探して立ち止まることではなく、仮であっても決めて動き出すことです。

走りながら磨いていく。
ゴール設定とは、本来そういうプロセスなのです。

want toであり続けること──再設定の唯一の基準

ゴールを再設定するとき、守るべき基準は一つだけです。

そのゴールが、want toであること。

再設定の理由が「周囲に期待されているから」「やらないと困るから」であれば、それはhave toのゴールへの差し替えにすぎません。
have toのゴールでは、マインドの仕組みはフルに機能しません。

しかし、「もっとこうなりたい」「この方向に心が惹かれる」という内側からの衝動で再設定するなら、それはwant toのゴールです。

want toであり続ける限り、何度再設定しても、脳はそのたびに全力で動き始めます。
エネルギーが湧き、創造性が発揮され、コンフォートゾーンの引っ越しが起き、ホメオスタシスが味方になる。

ゴールは固定するものではなく、あなたの成長とともに進化させていくものです。

want toであり続けること。
それだけが、ゴールの再設定における唯一の基準なのです。


冒頭でお伝えした、「ワクワクしなくなった」「しっくりこない」「変えるのは逃げではないか」という体験。
その原因は、あなたが成長し、ゴールが現状の内側に入ってしまったことにありました。

ゴールを変えることは、逃げでも失敗でもありません。
成長を反映した、ゴールのバージョンアップです。

want toであることを基準に、何度でも書き換えてください。
そのたびに、マインドの仕組みは更新され、あなたの世界はさらに広がり続けます。

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この記事を書いた人

苫米地式コーチング認定コーチ/苫米地式コーチング認定教育コーチ/TICEコーチ/PX2ファシリテーター。 苫米地英人博士から指導を受け、青山龍ヘッドマスターコーチからコーチングの実践を学び、世界へコーチングを広げる活動を実施中。あなたのゴール達成に向けて強力にサポートします。

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