家族から世界へ:煩悩の広げ方

「煩悩」という言葉を聞くと、仏教的には心を乱すネガティブな欲望を連想しがちですが、もともとは「強い思い」や「願い」、「関心」を意味する言葉です。

煩悩を拡大するということは、願いや関心の対象を広げていくことを指します。
まずは「自分が本当にやりたいこと」に集中し、次に家族、地域、日本、アジア、そして世界へとその範囲を広げていきます。
例えば、最初に自分の語学力向上や資格取得を目指し、それが達成されたら家族とのコミュニケーションを深める活動に取り組む。
その後、地元のイベントや清掃活動に参加し、日本文化を広める企画に関わる。
最終的にはアジアの教育支援プロジェクトに参加し、気候変動問題に取り組む国際NGOを支援する、といった流れです。
こうして煩悩を広げることで、自然と視野と貢献の範囲が広がっていきます。

煩悩を広げることで、まず自分以外の人々や社会問題に目を向ける視点が生まれ、新たな学びや出会いが得やすくなります。
また、自分の成長だけでなく、家族や地域、国際社会への貢献を意識することで、モチベーションを維持しやすくなるでしょう。
さらに、多様な活動やプロジェクトに参加することで、人脈やネットワークが広がり、さまざまな支援や協力を受ける機会も増えます。

煩悩は「どこまで大きく育てるか」が重要です。
最初は小さくても構いません。
自分の「やりたいこと(want to)」を出発点に、家族や地域、さらには世界まで視野を広げてみましょう。
その中心にいるのは、常にあなた自身です。
熱い願いをより大きな舞台で実現し、自己成長と社会貢献を同時に達成していきましょう。

よかったらシェアしてください!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

苫米地式コーチング認定コーチ/苫米地式コーチング認定教育コーチ/TICEコーチ/PX2ファシリテーター。 苫米地英人博士から指導を受け、青山龍ヘッドマスターコーチからコーチングの実践を学び、世界へコーチングを広げる活動を実施中。あなたのゴール達成に向けて強力にサポートします。

目次