やらなきゃ…から卒業!本当にやりたいことを見つけるには

何かがうまくいかないとき、「努力が足りなかったからだ」と言われたことがあるかもしれません。
あるいは、自分自身でそう思ったことがあるかもしれません。
しかし、「努力」という言葉の本質を再考することが重要です。

一般的に「努力」とは、やりたくないことを無理に続けることを指すことが多いです。
例えば、苦手な科目の勉強や、仕事上の義務的な作業は「努力」として捉えられます。
これらは、必要だからやらなければならないと感じることが多く、前進するための手段と見なされがちです。

一方で、楽しいことや夢中になれる活動は「努力」とは異なります。
心から好きで、時間を忘れて取り組めるものは、義務感ではなく情熱や好奇心に基づいています。
例えば、趣味で写真を撮ったり、好きな音楽を演奏したり、友人とアウトドアを楽しんだりすることは、心から「やりたい(want to)」と思える行動です。

日常生活には、二つの異なる行動パターンがあります。
「have to」は、義務感や外部からの要求に応じた行動を指します。
例えば、会社の締め切りを守るための資料作成や、家族のための家事は「have to」として捉えられ、ストレスの原因になることもあります。

対照的に、「want to」は、自分が本当にやりたいと思い、自発的に取り組む活動を指します。
これは、負担を感じることなく、喜びや達成感を伴って行われます。
例えば、週末に好きなカフェで過ごす時間や、新しい趣味に挑戦する時間は「want to」の象徴です。
こうした活動は、心身をリフレッシュさせ、生活全体の質を向上させます。

例えば、苦手な数学の問題に「やらなければならない」と感じると、プレッシャーがかかり、勉強が苦痛に感じられることがあります。
しかし、ある学生は数学の中に興味を引くパズルの要素を見つけ、チャレンジ精神を持って取り組むことで成績が向上しました。
これは、自分が「want to」で行動することの重要性を示しています。

「want to」と感じる活動を見つけるには、抽象度の高いゴールを設定にすることが大切です。
「何から始めれば良いのか?」と悩む人も多いでしょうが、過去にやりたいと思ったことや、今興味があること、自分が本当にやりたいと感じることに注目してみましょう。

例えば、旅行が好きな人は、訪れたことのない地域や国をリストアップし、次の休暇で計画を立てると良いでしょう。
また、料理が趣味の方は、新しいレシピに挑戦することで、日常に小さな冒険や発見を取り入れることができます。
こうしたゴール設定は、義務的な「努力」ではなく、自分の成長や充実感につながります。

結局のところ、私たちが日々直面する「努力」は、必ずしも楽しさや情熱を伴うものではありません。
多くの場合、義務感からの「やらなければならない」がストレスや疲労をもたらします。
心から「やりたい」と思える活動に焦点を当てることが、より充実した人生を築く鍵となります。

これまでの生活で感じたストレスや義務感を見直し、自分の興味や情熱を追求する新たな方法を探してみませんか。
新たな一歩を踏み出すことで、あなたの可能性は無限に広がります。

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この記事を書いた人

苫米地式コーチング認定コーチ/苫米地式コーチング認定教育コーチ/TICEコーチ/PX2ファシリテーター。 苫米地英人博士から指導を受け、青山龍ヘッドマスターコーチからコーチングの実践を学び、世界へコーチングを広げる活動を実施中。あなたのゴール達成に向けて強力にサポートします。

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