脳のフィルターを味方にする思考法

「スコトーマ」という言葉は、医学的には視野にできる盲点を指しますが、心理学やコーチングでは「自分では気づかない思考や情報の盲点」を意味します。
これは、無意識に持っている固定観念や先入観が、新しい視点や重要な情報を遮る現象です。
私たちは日常の中で、都合の良い情報だけを選び取り、不要と判断したものを見えなくしてしまう傾向があります。

例えば、ランニングの趣味で「来月の大会で自己ベストを更新する」と決めた瞬間、疲労や天候の言い訳は消え去り、トレーニングに集中できるようになります。

ゴールを設定することが、このフィルター機能を最大限に活用する鍵となります。

まずはゴールを設定しましょう。
すると脳のフィルターが強力に働きます。
そして、定期的に「振り返りの時間」を設けることが重要です。
その際、隠れていたネガティブな要素を見つけ出し、必要に応じて対策を考えます。
このサイクルを繰り返すことで、ゴールに集中しつつ、時には盲点をクリアにするバランスが保たれます。

ゴール設定は単なる指針ではなく、脳の“スコトーマ機能”を自然に引き出すスイッチです。
ゴールを設定することで、無駄なネガティブ情報から解放され、必要な行動に全力を注げるようになります。
スコトーマを味方にして、効率的に目標に向かって進みましょう。

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この記事を書いた人

苫米地式コーチング認定コーチ/苫米地式コーチング認定教育コーチ/TICEコーチ/PX2ファシリテーター。 苫米地英人博士から指導を受け、青山龍ヘッドマスターコーチからコーチングの実践を学び、世界へコーチングを広げる活動を実施中。あなたのゴール達成に向けて強力にサポートします。

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