私たちは日常生活の中で、自分の感情を無意識に見過ごしてしまうことが多いです。
しかし、感情をしっかりと観察することで、喜びや達成感、爽快感といった多様な「体感」を意識的に感じ取ることができます。
ゴールを達成するためには、単に「こうなりたい」と思うだけでなく、それを五感で感じられるほどリアルに想像することが重要です。
例えば、マラソンの完走を目指すなら、ゴールテープを切る瞬間の観客の歓声や身体の疲労感を具体的にイメージすることで、行動へのモチベーションが高まります。
しかし、未知の世界を想像するのは難しく、臨場感を高めるのは簡単ではありません。
人間には「ゲシュタルト能力」があり、過去の似た体験や知識を組み合わせて未知の状況を補完することができます。
例えば、初めて訪れる海外の都市でも、以前の旅行で感じたワクワク感や異国文化への好奇心を思い出すことで、その場所にいるかのような感情を再現できます。
具体的な方法としては、次のプロセスを試してみましょう。
- 日常の感情を記録する
嬉しい、楽しい、気持ちいい、清々しいなど、自分が感じた感情をメモアプリや手帳に書き留めます。 - 強い体感を選び出す
その中から最も印象深いものを3つ程度選び、なぜその感情が強かったのかを振り返ります。 - ゴールに貼り付ける
選んだ体感を、達成したいゴール側のイメージと組み合わせます。例えば「達成後の自分が清々しい気持ちで深呼吸している」など、具体的なシーンを描写します。
このプロセスにより、ゴールイ側メージの臨場感が大幅に向上し、行動への一歩を後押しします。
ゴールを設定する際には、「自分に何ができるか」ではなく「本当に何をやりたいか」で判断することが大切です。
前者は過去の経験や能力に縛られがちで、未知のゴールに踏み出すブレーキになります。
逆に「やりたいこと」は未来志向であり、自分自身の内なる願望を反映します。
感情モニタリングとゲシュタルト能力を組み合わせることで、未知のゴールでもリアルな臨場感を得やすくなります。
まずは日々の感情を丁寧に記録し、自分にとって鮮烈な体感を見つけてください。
そして、それをゴールイ側のメージに組み込む習慣を取り入れましょう。
最後に、常に「何をやりたいか」を基準に判断し、未来志向で行動を起こしてください。
皆さんのゴール達成を心から応援しています!