「あなたのゴールは何ですか?」と問われると、つい焦って答えを出そうとしてしまいます。
まずは一息ついて、自分自身と向き合う時間を作りましょう。
紙とペンを手に取り、最初に思い浮かんだゴールを書き出してみてください。
その後、「仕事」「家族」「趣味」「健康」といった大きなカテゴリに分けて整理すると、無意識に優先しているテーマが見えてくるでしょう。
もし「仕事」ばかりが並ぶなら、「生きる=働く」という考えに縛られているかもしれません。
「新・夢が勝手にかなう手帳」などの手帳を使っている方は、手帳に書いたゴールを見直すことで、埋もれていた願望を再発見できます。
「どうやって生きていくか」を「どの仕事で生計を立てるか」とだけ考えていませんか?
ゴールとは、本来、心から熱中できるものです。
給料を度外視して続けたいことや、子どもの頃に夢中になった遊び、自然と取り組んでしまう活動を思い出してみましょう。
ある人は、子どもの頃に絵本の挿絵を描くのが好きだったことを思い出し、大人になってから週末にイラスト教室に通い始め、そこで得た気づきを本業の企画に活かすという好循環を生み出しました。
自分の内なる声を聞くためには、毎朝数分でも瞑想やノートへの思考整理を習慣化しましょう。
そして、自宅の一角やお気に入りのカフェ、公園など、リラックスできる場所を“ゴール探しの場”として設定するのが効果的です。
さらに、毎日15~30分、スマホやメールから離れて目標について考える「マイタイム」をスケジュールに組み込んでみてください。
例えば「健康を維持したい」というゴールなら、「近所の公園で週3回30分ジョギングをし、月末までに合計5km走る」といった形で設定しましょう。
この方法なら、進捗は“5km”という数値で測定でき、疲れを軽減するという目的にも合致します。
最初に浮かんだ“仕事のゴール”に縛られず、給料や常識にとらわれない本質的な願望を探しましょう。
手帳を活用して書き出したゴールを見直し、子どもの頃の夢中体験や心から続けたい活動にも目を向けてください。
そのうえで、毎朝の思考整理とリラックスできる時間を確保し、あなたが本当に望む未来に一歩ずつ近づくことができます。