ランチの話題が、いつも愚痴になっていませんか

同僚と行くランチ。
「またあの案件で揉めてるらしいよ」「うちの会社、ほんと変わらないよね」「あの部長、まだあんな感じ?」

盛り上がるし、共感してもらえるし、悪い時間ではありません。
それでもオフィスに戻る途中で、なんとなく気持ちが重くなっていることに気づく。

意志の問題ではありません。
マインドは、一人の中だけで完結しているわけではないのです。
誰と、どんな話をして過ごすかが、思っている以上にあなたの未来に影響しています。

目次

一緒にいると、いつの間にか口ぐせが似てくる

「自分を変えたければ、環境を変えよ」という言葉があります。
これは精神論ではなく、脳の仕組みから見ても理にかなった話です。

人は、一緒にいる相手の言葉・態度・価値観を、気づかないうちに取り込んでいきます。

毎日顔を合わせる相手が「どうせ変わらない」「現実はそんなに甘くない」と言い続けていれば、その言葉はやがて自分の独り言の一部になる。
逆に「面白そう、やってみよう」という人と過ごしていれば、その温度が自然と伝わってきます。

意識して真似しているわけではありません。
周囲の人の「当たり前」が、いつの間にか自分の「当たり前」になっていくのです。

愚痴の会話と、未来の会話の違い

ゴールを持っている人と持っていない人では、日常の会話の中身がまったく違います。

ゴールがない会話は、現状の話が中心になります。
「最近どう?」「忙しい」「疲れた」。
現在地の確認で終わり、次にどこへ行くのかという問いは生まれません。

ゴールがある人は、未来の話を自然にします。
「こういうことをやろうとしている」「そのために、いまこれを試している」。
会話の中に、向かっている方向が見えます。

愚痴が悪いわけではありません。
ただ、毎日どちらの会話を交わしているかで、積み上がるものは変わってきます。

会話の中身が、拾う情報を決めていた

ここで思い出したいのが、脳の情報の門番です。
何を意識に上げるかは「自分にとって何が重要か」で決まる、という話をしました。

現状や不満の話ばかりしていれば、脳は現状の問題に関する情報を優先して拾い続けます。
未来の話をしていれば、ゴールに関連する情報や人、機会が目に入りはじめます。

SNSのタイムラインに似ているかもしれません。
流れてくる内容は、自分がフォローした相手の集まりでできている。
毎日の会話も同じで、誰とどんな話をするかが、あなたの見る世界の中身を決めています

「この人といる自分は、どんな自分か」を見てみた

ここまで読むと、「人間関係を全部見直さないといけないのか」と感じるかもしれません。
そうではありません。

大切なのは関係を切ることではなく、どの側面でつながるかを意識することです。

同じ相手でも、何を話題にするかでマインドへの影響はまったく変わります。
愚痴を共有する時間と、やってみたいことを話す時間では、関係の質がまるで違う。

一度、「この人といるとき、自分はどんな自分になっているか」を観察してみてください。
エネルギーが湧いてくるか。前向きな問いが生まれるか。会ったあとに重さが残らないか。


会話のあとに、なぜか気持ちが重くなる。
その背景にあったのは意志の弱さではなく、「誰と、どんな会話をしているか」という静かな環境の力でした。

出会う人すべてを選び直す必要はありません。

今日の帰り道で、次のランチで話す話題をひとつだけ決めてみませんか。
「最近、面白いと思っていること」でも構いません。
話題がひとつ変わるだけで、拾う情報も、そこから始まる未来も、少しずつ変わりはじめます。

次回は、そのゴールを脳に届ける方法──思い描くことの効果についてお話しします。

よかったらシェアしてください!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

苫米地式コーチング認定コーチ/苫米地式コーチング認定教育コーチ/TICEコーチ/PX2ファシリテーター。 苫米地英人博士から指導を受け、青山龍ヘッドマスターコーチからコーチングの実践を学び、世界へコーチングを広げる活動を実施中。あなたのゴール達成に向けて強力にサポートします。

目次