小さな一歩の行動から

時間は未来から現在、そして過去へと流れています。
この流れの中で、私たちは過去の延長に生きているのではなく、「今この瞬間」をどう過ごすかで未来が変わります。

しかし、私たちの認識には「スコトーマ」があり、思い込みや習慣によって見えなくなっていることが多いです。
このスコトーマを取り除き、新しい視点を得るにはどうすればよいのでしょうか?

その一つの答えは、「普段の行動を少し変えてみること」です。

特別なことをする必要はありません。ほんの少しの変化が、新しい気づきをもたらします。

例えば、通勤や移動の際に次のような変化を試してみてください。

  • 電車に乗る駅を変える
  • いつもより一つ先の駅から乗る
  • 逆に一つ前の駅で降りる

これだけでも、普段とは違う景色や人の流れを感じることができるでしょう。
これまで気づかなかったお店を見つけたり、新しい道を歩くことで、新鮮な気持ちになれます。

また、「逆の行動」を意識的にとることも、スコトーマを外すのに役立ちます。

私たちは日々、何気ない選択を繰り返していますが、その選択をあえて逆にすることで新しい発見が生まれます。

例①:腕時計が欲しいと感じたら?

「腕時計が欲しい」と思ったとき、あえて次のように考えてみます。

  • 「時計は至る所にあるので腕時計はいらない」
  • 「スマートフォンで十分では?」

実際、街中には時計がたくさんあり、スマートフォンで時間を確認することもできます。
すると、「本当に腕時計が必要なのか?」という視点が生まれます。
欲しいと思っていたものが、実は不要だったことに気づくかもしれません。

例②:お腹いっぱい美味しいものを食べたいと感じたら?

「美味しいものをお腹いっぱい食べたい!」そう思ったとき、あえて逆の行動をしてみます。

  • 「嫌いなものを少しだけ食べてみる」

普段なら避けている苦手な食べ物を少しだけ口にすることで、

  • 意外と食べられることに気づく
  • 「好き嫌い」という固定観念が変わる
  • 健康のためにバランスの取れた食事を意識するきっかけになる

このように、逆の行動をとることで、新たな発見が生まれます。

実際にこうした行動を試してみると、「今まで当たり前だと思っていたこと」に対する見方が変わります。

  • 行動を変えれば、視点が変わる
  • 視点が変われば、考え方が変わる
  • 考え方が変われば、人生が変わる

つまり、普段とは違う選択をするだけで、自分の世界は大きく広がるのです。

私たちの思考や行動は、無意識のうちに「いつも通り」に固定されがちです。
しかし、ほんの少しだけ違う行動をすることで、スコトーマが外れ、新しい世界が見えてきます。

難しいことをする必要はありません。

まずは、「いつもと違う駅を使う」ことから始めてみませんか?

その小さな一歩が、新しい気づきと変化をもたらしてくれるはずです。

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この記事を書いた人

苫米地式コーチング認定コーチ/苫米地式コーチング認定教育コーチ/TICEコーチ/PX2ファシリテーター。 苫米地英人博士から指導を受け、青山龍ヘッドマスターコーチからコーチングの実践を学び、世界へコーチングを広げる活動を実施中。あなたのゴール達成に向けて強力にサポートします。

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