「自分にはできる」と、未来の自分に言ってみる

テストでいい点を取っても、「今回はたまたま運がよかっただけ」。
試合で活躍しても、「相手が調子悪かっただけ」。
推薦されたのに、「自分なんかがやっていいのかな」と一歩が止まる。

せっかくの結果を、実力だと受け取れない。
謙虚さの表れじゃない。
ゴール達成に欠かせない「エフィカシー」が、まだ育っていないだけかもしれないんだ。

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ゴールを描くほど、不安の声が大きくなった

行きたい学校、大会でやりたいこと、挑戦してみたい活動。
want toのゴールを言葉にした瞬間、心強くなれるはずなのに、こんな声が内側から湧いてくる。

「自分にはまだ早い」
「どうせ落ちるに決まっている」
「可能性を感じても、すぐに『どうせ自分には』と上書きされる」

これは、外から届く誰かの声じゃない。自分自身の独り言(セルフトーク)だ。

ゴールがどれほど明確でも、want toであっても、「自分にはそれを達成する力がない」と脳が判断してしまえば、マインドの仕組みは動かない。
脳の情報の門番(RAS)は「どうせ無理」という前提で情報を選び、前進も起きにくくなる。

ゴール設定だけでは、足りない。
ゴールを達成できる自分を、自分自身が認めていること──ここが必要になる。
その「認める力」こそが、エフィカシーだ。

「できる感覚」は、過去の成績がなくても持てる

エフィカシーとは、「自分で決めたゴールを、自分は達成できる」という自己評価のこと。

ここで大事なのは、過去の成績に基づいた「できる感覚」とは違うという点だ。

「前にうまくいったから、次もできるだろう」──これは過去の成功体験に頼った感覚。
でもエフィカシーは、まだ達成していない未来のゴールに対する自己評価だ。
「まだやったことはないけれど、自分にはそれを達成する力がある」──これがエフィカシー。

過去に実績がなくても、エフィカシーは持てる。
むしろ、現状の外側にゴールを置いている以上、過去に同じことを達成した経験がないのは、当然のことなんだ。

「落ちるに決まっている」が口ぐせだった

エフィカシーを育てる第一歩は、自分を低く評価する独り言に気づくこと。

「応募しても、最初の段階で落ちるに決まっている」
「あの点数は、たまたま問題が簡単だっただけだ」。
こうした言葉の一つひとつが、「自分はこの程度だ」という評価を強めていく。

気づいたら、一言だけ添えてみてほしい。「これは自分らしくない」

そして、未来側の自分ならどう言うかを想像してみる。
「自分には、このゴールにたどり着く力がある」。
その言葉を、今の自分が先取りして使い始めるんだ。

最初は違和感があっても大丈夫。
繰り返すうちに脳はその評価を受け入れ始め、門番はゴール側の情報を集め始める。
すると、これまで見えなかった可能性が、少しずつ視界に入ってくる。

未来の自分に、できると伝える

「自分にはできる」と認めることを、わがままだと感じる人もいるかもしれない。
でも、これは過去の実績に基づく自信とは違う。
過去の成果を誇るんじゃなく、これから進む未来に向けて「自分にはできる」と評価を与えるもの。だからこそ、実績がなくても持てる。

そして、エフィカシーはゴールに向かうための土台でもある。
土台がぐらついていれば、どんなに良いゴールを置いても、最初の一歩が出ない。

自分を認めることは、甘えでも過信でもなく、未来へ進むための準備なんだ。
want toのゴールを置いたうえで、「自分にはできる」と認める。
この二つが揃って初めて、マインドの仕組みがフルに動き出す。


結果を出しても実力だと思えない、挑戦の前に「まだ早い」と感じる。
その正体は、謙虚さじゃなく、エフィカシーがまだ育っていないことかもしれない。

自分を認めることは、甘えじゃない。
未来の自分に向かって、「自分にはできる」と言ってみる。
その一言が、あなたの力を解放する、最初の鍵になる。

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この記事を書いた人

苫米地式コーチング認定コーチ/苫米地式コーチング認定教育コーチ/TICEコーチ/PX2ファシリテーター。 苫米地英人博士から指導を受け、青山龍ヘッドマスターコーチからコーチングの実践を学び、世界へコーチングを広げる活動を実施中。あなたのゴール達成に向けて強力にサポートします。

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